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エレファントカシマシ 30th ANNIVERSARY TOUR “THE FIGHTING MAN” FINALさいたまスーパーアリーナ

日本が誇る孤高のロックバンド、エレファントカシマシをムサネットくんは応援しています。やさしくて文学の香り漂う秀逸な歌詞と時代を超越する不朽のメロディが感性を刺激する。ボーカルの宮本浩次さんを含むメンバー4人の音楽に対する誠実で真摯な姿勢がとっても素敵だ

2017年にデビュー30周年記念として全国47都道府県を制覇するホールツアーを敢行したエレファントカシマシ。2018年3月17日にはツアーの最終公演「30th ANNIVERSARY TOUR “THE FIGHTING MAN” TOUR FINAL」を、さいたまスーパーアリーナで開催。2018年11月21日に発売されるDVD・Blu-rayには本公演が収録され、全31曲に及ぶ極上のエンターテイメントを鑑賞することができる。

「2018.03.17 Re;Start from here,today… with all of you…everybody.」(ライブのオープニングメッセージ)

デビューから積み重ねてきた足跡を紹介するライブシーンやアルバムジャケットのスライドショーでライブが始まる。30年という歴史の重みに会場一体が感傷に浸っていると「エブリバディ!! 今日ここからみんなと一緒にリスタートだ!!」のメッセージが映し出され「RAINBOW」から本編がスタートする。この演出で一気にファンは涙腺が緩んでしまう。

宮本浩次さんは2012年に急性感音難聴を患い左耳が聴こえくなり活動休止に追い込まれるが、アルバム「RAINBOW(2015年)」で復活を遂げる。復帰に不安を抱えながら絶望的で底なしの闇から、悲しみも喜びも抱いてヒーローが駆け抜ける「RAINBOW」という曲に、宮本さんの復活を重ね合わせてしまうからファンにとっては感慨深い。

言葉だけでなく、何度も深々とお辞儀を繰り返して感謝の気持ちを表現している姿が印象的で胸が熱くなる。不器用だけれど奥深い人間性、誠実で丁寧な対応をしてくれるのがエレファントカシマシの魅力。楽曲には絶対的な自信を持っているけれど謙虚さは忘れていない。

どうしたらこれほど心に響く詩を書き続ける事が出きるのだろう? どうしたらこんな純粋な気持ちになれる曲を生み出せるのだろう?まったく不思議な人だ。まだライブを観たことのない人は是非とも体感して欲しい。少しだけれど、ライブで演奏した曲の一部を紹介。

・RAINBOW(2015年 「RAINBOW」収録)

新しい境地に達した印象を受ける疾走感のある曲。苦しみを乗りこえて、悲しみも喜びも全て胸に抱えたヒーローが太陽を目指して駆け抜ける。空に掛かる虹ではなく、暗闇の中で渦巻いている不安の象徴として虹は描かれているけれど、逃げ出さずにとりあえず飛び込んじゃうカッコ良さ。勇気をもらえる曲で、ロックシンガー宮本さんの凄みを再認識できる。嘘じゃないさ~♪

・奴隷天国(1993年 「奴隷天国」収録)

宮本浩次さんの作詞力とメロディメーカーとしての才能が爆発している名曲。屍のような生き方をしている人に対して心が奴隷状態であると比喩し、それで良いのか?と問いかける問題作。意図的に会場を盛りげ、有頂天にさせてから一気に突き落とす。

日本は見せかけの幸せは手に入れられる最高の天国だと皮肉り、責任転嫁して同情を乞う生き方をしている人に向けて「何を笑ってるんだ」他人ごとじゃない、お前のことを言ってるんだぞと、問いただす。強烈などんでん返しをお見舞いする曲構成は寒気がするほどに秀逸。

・さらば青春(2000年 「sweet memory エレカシ青春セレクション」収録)

短編小説を読んでいるかのような世界観が好き。これから大人になって行く人たちに聞いてもらいたい、過去を懐かしむほろ苦い青春ソング。何度も叫んで必死に状況を変えようとしたあの青春の日々。夢を重ね合わしたりもしたけれど、本当は何も見えていなかったのかな。君と過ごした日々はもうすでに遠い思い出。こうしてぼくらは思い出を抱えて大人になるんだね、ただそれだけのことさ…。みたいな感じ。

・風と共に(2017年 49枚目シングル)

メロディが美しく、ドラマチックな展開に感動。シンプルかつ優しい言葉遣いが宮本さんらしい。私たちは日々の生活をやり過ごし、今日を終える。自由とは好き勝手にという意味ではないから、現代社会で自由に生きるのはとても難しい。それでも傷つくことを恐れず未来へ心を飛び立とう、まだ見ぬ自分に出会うために。

・ファイティングマン(1988年「THE ELEPHANT KASHIMASHI」収録)

記念すべきファーストアルバムの1曲目であり、30周年ツアーのタイトルとなった曲。私にとってはエレファントカシマシのロック・アンセム(賛歌)となっている。歌詞の一節にある「正義を気取る」という表現に不思議な言い回しをする人だと思い、興味が湧いたのを憶えている。歌詞にある黒いバラと白い風の意味は理解できていないけれど、そんなことは無意味と思えるほどに力強く説得力のある曲だと思う。ライブでは曲終わりのタイミングでジャンプするのがお約束だが、その際のポーズがお気に入り。元気になりたい時、世の中に理不尽さを感じた時に聞きたくなる。とても30年以上も前に作られた曲とは思えない、底知れぬ才能持ち、努力を怠らない人だ。

ぜひとも購入して聴いてもらえるとファンとしては嬉しい。人生観や世界観が変わるかもしれないよ!!

30th ANNIVERSARY TOUR “THE FIGHTING MAN” FINALさいたまスーパーアリーナ 収録曲

【1部】
01. 3210
02. RAINBOW
03. 奴隷天国
04. 今はここが真ん中さ!
05. 悲しみの果て
06. 星の砂
07. i am hungry
08. 夢のかけら
09. 風に吹かれて
10. ベイベー明日は俺の夢
11. 昔の侍
12. さらば青春
13. 笑顔の未来へ
14. 桜の花、舞い上がる道を
15. ズレてる方がいい
16. 今を歌え
17. 風と共に
18. ガストロンジャー
19. 俺たちの明日

【2部】
20. 男餓鬼道空っ風
21. この世は最高!
22. RESTART
23. 夢を追う旅人
24. 今宵の月のように
25. Easy Go

【3部】
26. あなたのやさしさをオレは何に例えよう
27. so many people
28. 友達がいるのさ
29. 涙
30. ファイティングマン

【アンコール】
31. 四月の風

発売元 ユニバーサルミュージック同道会社

LIVE Blu-ray / DVD「30th ANNIVERSARY TOUR “THE FIGHTING MAN” FINALさいたまスーパーアリーナ」ダイジェストelekashiofficial YouTube)

30th Anniversary 「All Time Best Album THE FIGHTING MAN 」ダイジェスト映像elekashiofficial YouTube)

『エレファントカシマシ 30th ANNIVERSARY TOUR “THE FIGHTING MAN” FINALさいたまスーパーアリーナ 』2018.11.20

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