ムサネットくんの保険ショップが所在しているさいたま市見沼区。東京近郊でありながら美しい自然が残っているさいたま市(10の行政区を設置)は130万人が暮らす埼玉県の政令指定都市。さいたま市が位置する埼玉県南部の東よりのこの地域には、何と!! かつては竜が住んでいた…。
さいたま市見沼区、岩槻市、川口市あたり一帯には巨大な見沼という沼が存在していた。もともとこの地域は東京湾とつながっており、旧浦和市あたりの2/3が海底であったと言われています。約6000年前に海が後退して生まれた沼が見沼なんだね(見沼たんぼの歴史を参照)
縄文時代の貝塚も発見されている見沼の湿地が、江戸時代中期に入り徳川幕府の命により見沼たんぼに生まれ変わります。埼玉県で最大の利用客数を有する大宮駅からわずか2~3kmの距離であるにもかかわらず、都会と自然を両立させて共存している貴重な地域(さいたま市の約5.5%の面積)は埼玉県の誇りなんだね。
見沼たんぼを代表する自然には、斜面林(しゃめんりん)、芝川(しばかわ)、加田屋川(かたやがわ)、見沼代用水、湿地、草地があります。派手な観光地とは異なるけれど、情緒を刺激しノスタルジックな気分にしてくれる大規模緑地空間です。さいたま市が運営している見沼たんぼのホームページにはみどころ散歩道マップも掲載されているので、風変わりな歴史探索をしてみると楽しいかもね。
そんな見沼には竜神が住んでいたという伝説が語り継がれている。様々な神話が存在しているけれど、今回はそのひとつを紹介します。見沼たんぼが作られたのには竜神が関係しているというファンタジー要素を含むお話しが絵本になっているから、良かったら読んでみてね。
その他にも見沼という地域に立地している武蔵一宮氷川神社、氷川女體神社、中山神社(旧中氷川神社)の氷川三社が直線で結ばれているためにパワースポットとしても人気があります。このような神秘的なエピソードも竜神伝説を盛り上げる要素にもなっているのかもしれないね。
ムサネットくんの保険ショップを見沼区に出店したのは、都会と自然が共存している貴重な土地柄に魅力を感じたからですが、その他にも素敵な要素が見つかるといいな。ムサネットくんが誕生した場所なのだから。
見沼と竜神ものがたり(1)(さいたま竜神まつり会)
見沼と竜神ものがたり(2)(さいたま竜神まつり会)
見沼たんぼのホームページ(さいたま市)
『見沼の竜にまつわる伝説』2018.11.13