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児童の権利に関する条約を知っていますか?

世界中の子ども(18歳未満の児童)たちが幸せに暮らせるように1989年に国際連合総会(United Nations General Assembly)で採択された取り組みが「児童の権利に関する条約(United Nations Convention on the Rights of the Child)」です。

日本は1990年に条約の署名を済まし、1994年に批准、交付、効力の発生へと至っています。2017年3月時点で条約に締結(批准・加入・継承)している国・地域は196にもなります。アメリカ合衆国は1995年に署名済みですが、未締結のようです。

児童の権利に関する条約は3部構成で全54条からなり、子どもたちの権利について幅広く取り上げています。全文を確認するのが大変という方には日本ユニセフ協会のホームページで内容を確認するのがおすすめです。

難しい条約を子どもにも理解し易いように日本ユニセフ協会抄訳として、やさしい文書で紹介してくれている。子どもの権利を大きく分けて4つの柱として紹介しているのもいいね。

1.生きる権利 2.育つ権利 3.守られる権利 4.参加する権利(日本ユニセフ協会Hpより参照

子どもの権利としてこのような内容を真剣に考えてみたことがありますか? もし無かったとしても悲観的になる必要はなく、これから興味を持って知ってくれたら嬉しい。そして世界に対して優劣で判断するのではなく、条約が掲げる子どもの権利と自分が理解している子どもの権利に対する認識に違いがあるかを確認してみて欲しい。

大人でも逃げ出したくなるような納得のいかない社会に対する不満や不安、権力に対する個の無力感や理不尽さを、子どもも子どもたちの世界の中で強いストレスとして感じています。大人よりも思慮や経験値が浅く、経済的にも行動範囲も限定されている子どもたちは判断を誤り易く、逃げ道も見い出し難い。

そんな時こそ大人は子どもが発するSOSをキャッチし、逃げ道があることを伝えていく役割を担っている。SOSを発信することを躊躇してしまう子どもだっている筈だから、積極的に観察して理解したいと努力する必要がなる。

世界共通の概念で作り上げた条約で子どもの権利を理解し、何かが子どもの権利を侵害していないかを観察してみよう。他人や社会を批判しても苦しんでいる子どもは救われない。問題解決の近道は自分の認識を変えることかもしれない。

そこで、今後保険ブログで定期的に児童の権利に関する条約を紹介し、子どもの目線に立って権利というものを考えてみたいと思う。ひとりでも多くの人が知ることで、世界中で辛い思いをしている子どもたちの環境に変化が起こるかもしれないから。

ムサネットくんの絵本制作も、その活動のひとつなんだよ。私が子どもの時に、辛い現実から逃避する手段として絵本の世界に逃げ込み救われた経験を持っているから。フィクションの世界には夢や希望がいっぱい溢れている。

児童の権利に関する条約(外務省)

子どもの権利条約(日本ユニセフ協会)

『児童の権利に関する条約を知っていますか?』2019.01.09

 

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