保険代理店の日常業務ってどんなことをしているの?お客さまにとってどのような役立つことをしてくれるの?よく聞かれますが、お客さまが加入する大切な保険の管理担当を担う保険代理店の業務内容を理解することは、お客さまにメリットはあってもデメリットはありません。知りたいと思うのは当然だと思います。
11/8の保険ブログで損害保険代理店の役割を少し紹介しましたが、ここでは先般と違う視点で保険代理店の業務内容や役割を紹介したいと思います。しかし、一概に保険代理店と言っても多種多様の業態があるので、業務内容は各社で大きく異なることをご理解ください。ここで紹介しているのはムサネットくんの保険ショップで行っている業務になります。
先ずは先週行った業務内容の概要を列挙してみます。
11/5(月)契約者さまの工場へ訪問して、その工場が抱えている火災などの防災に対するリスク、立地環境などから自然災害に対するリスク、防犯面などのリスクがどの程度なのかを実際に工場内外を目視で確認して調査(リスクサーベイ)する。保険会社の専門部署に所属する社員に同行して現地に入り、工場の責任者さまからヒアリングと立ち合い調査を行います。調査対象の規模にもよりますが、半日から一日程度の時間を要する作業になります。調査後には発覚した顕在及び潜在化しているリスクを伝えて、改善点のアドバイスも行います。後日、保険会社から調査のレポートを提出して更なるリスク軽減に協力します。
11/6(火)事故のあった契約者さまのところへ訪問して、事故が発生した原因を再調査する。事件性がなければ警察の捜査は初動だけになりますので、必ずしも事故の原因までを明確にするのは難しい。保険金をお支払いする立場の保険会社は、事故の原因が不明瞭な場合は調査会社を派遣して現地調査を実施します。詳細は記載できませんが、今般は更に弁護士及び保険会社の損害サービス(保険金の支払い)担当者が現地で再調査を実施すために調査に同行する。事故は1件たりとも同じ状況にはならない。似ている状況は起こり得るが、解決までのシナリオは全く別物であると考えて対応しなければ解決は難しくなるので臨機応変な対応が必要になります。
11/7(水)月曜日に実施した現地調査(リスクサーベイ)を保険会社の担当者と異なる工場でも実施する。物流管理工場の商品、製品がどのように搬入され、どのように保管され、どのように搬出されるかを具体的に説明を受けながら目視で確認をする。一連の動線を把握した後に、改善点を報告します。こちらも後日レポートを提出する。
11/8(木)弊社オフィスで保険会社社員と打合せ。保険商品のメリットとデメリットを確認して、疑問点を解決する。保険の見積書、申込書を作成して契約手続きの準備をする。病気入院されていたお客さまが退院されたので保険金請求書への署名捺印をお願いするために契約者住所へ伺う。保険金請求時に必要な書類のチェックを行い、記入方法に関して対面でアドバイスします。書類に不備が無ければ、書類一式を預かり保険会社へ提出する。
11/9(金)損害保険は基本的に1年契約のものが多く、1年ごとに満期を迎えるために継続の手続きが必要になります。この手続きは満期継続手続きと呼ばれ、保険代理店が担う重要な仕事になります。保険会社からは満期を迎える契約に対しては契約者さまにハガキなどで通知があると思いますが、継続の手続きは保険代理店が行いますので、見積書作成、申込書作成の準備をします。
ざっくりとですがこんな感じです。保険代理店はお客さまが保険会社と契約した内容で保険金が支払われるかを確認し、お客さまの代わりに保険会社と打ち合わせを行います。これもとても重要な業務内容です。その他にスケジュールの調整を行い、保険の相談、保険の商談は随時行っております。保険相談などは、お客さまの希望によって訪問と来店でお選びいただけますが、事前の予約が必要になります。問合せフォーム、もしくは電話にて連絡を頂ければ、時間を調整して対応致します。土日夜間でも対応可能ですので、お気軽に申し付け下さい。
何に対しても、ひとそれぞれ好みが異なっているように、保険に関しても必ず相性の問題は存在します。お客さまの価値観やライフスタイルに合った保険ショップ(代理店)を選ぶことも、納得出来る保険選びの重要な要素になると思います。
次回は生命保険代理店について紹介しようかな!?
『教えて!! 保険代理店の日常業務 』2018.11.14